芸人の世界が好きだった

芸人の世界が好きだった

恥ずかしながら18歳から27歳までお笑いに専念しておりました。
もちろん全く売れませんでしたのでただの素人です。
しかしいろいろ経験させていただいて、芸人の世界はいいなと改めて思います。

 

芸人の世界はわかりやすい実力社会でした。
芸人に限らず歌手、役者など芸事や作品を提供している人なんかもそうだと思います。

売れるか売れないか。

必要とされれば仕事をもらえるが、必要がなければ呼んでさえしてもらえない。

芸人の場合、学歴も生い立ちも貧乏も性別もすべてのコンプレックスをアドバンテージにかえてを笑いを考える。
ウケれば次回も仕事はもらえるし、スベればチャンスは次の人へ。
人気が出れば芸歴なんかすっ飛ばして売れていく。
人とは違うことをしないと売れないし、必要とされない。

非常に残酷な世界だったと思います。

ただ社会人としてはダメなやつでも、学歴がないやつでも、クソミソ貧乏なやつでも門戸開かれていて平等にステージに上がることができる。
結果面白かったやつの勝ちです。
目の見えない人でも漫談が面白かったらR-1で優勝できるんです。

ネタや芸に関しては誰の言うことも基本聞かなくてもよくて、自分の面白い、あるいはウケるだろうと思うことを全力でやるというスーパー個人事業主感。
すごく健全だったとも思えます。

この感じがわたしはとても好きでした。
いいも悪いも手柄は自分のものですから。

基本的にこの世界の人に共通して言えることは、みんなお笑いが大好きだってこと。
そしてわたしの知っている売れている人はみんな努力家でした。
天才でなにもしなくても笑いがとれる、運だけでのし上がってるって人はほとんどいなかったような気がします。
逆に面白いのにサボって売れなかったやつもいてます。もったいないです。

 

努力すれば必ず売れると言うわけではないが、売れるためには努力が必要ということを目の当たりにしてきました。

「努力」という言葉は「しんどいことを頑張ってやる」みたいなイメージがあって嫌いなので言い換えると、いかにそのことに没頭できるかということにつきます。

売れている人はみんなお笑いに夢中でした。

 

みんな誰かに頼まれてやってるわけでもないのに勝手に考えて、発表してウケてスベってを繰り返しているわけですから。
やっぱり変態ですね。

 

今わたしが目指しているテック系・クリエイティブ系と呼ばれる世界も似たようなところがあると思います。

会社だろうが個人だろうがあんまり関係なく、技術があれば必要とされるし評価される。
そしてもともと技術や作品作りが好きな人も多く、他業種よりも勉強会も含めて勝手に好きなことをやるっていう空気感がすごくいい。
もちろん全員ではないですが。

 

この歳になってまた18歳の時に吉本の門を叩いた時のような感覚が蘇っています。
今までの経験とこれから習得する技術で少しだけ皆さんのお役にたてれば嬉しいです。