大量の硬貨は拒否できるの!?

大量の硬貨は拒否できるの!?

サービス業で働いているといろいろなお客様がきます。

以前の職場で、お会計の時大量の硬貨でお支払いいただいた事があります。その時は笑顔で対応させていただきましたが、こんな時にお店側は拒否できるのでしょうか。

お金はお金?

その昔、織田裕二のTVドラマ「お金ない」の有名なワンシーンにそういうシーンがありました。
織田裕二の記念日に、まだ小学生くらいの弟2人がデパートでお兄ちゃんのプレゼントを買いに行きます。しかし貧乏な2人はコツコツ拾ったりして貯めた一円や十円で支払おうとして、デパートの人に拒否されると言うもの。挙句持っていた硬貨をその場に撒かれてしまいます。

「お金はお金なのに・・・」と泣きだしてしまう弟2人。
ブチ切れる織田裕二。オーバァザトラボォー。

そもそも紙幣と硬貨では違う!?

  • 紙幣は日本銀行が発行する法定通貨
  • 硬貨は政府の財務省が発行する補助貨幣

大量の硬貨では支払いができない!?

日本の硬貨では一度に同一額面で20枚までしか強制力を有しません。なぜなら硬貨は法定通貨ではなく、あくまで補助硬貨であるからです。受取を拒否されても仕方ないのです。
つまり500円のもの十円玉50枚で支払おうとしたら、場合によっては拒否されてしまいます。

ということで、ドラマのシーンは今考えると仕方ないんですね。

だって20枚までしか使えないんだもの。まずは銀行に行き紙幣に変えてから行きましょうね。

ただし国税の支払いなどには例外がある模様です。

近年の日本の硬貨

年銘別貨幣製造枚数 – 造幣局より

ここ数年の硬貨の製造枚数を造幣局の発表PDFでみると、

2014 一円玉 1億2401万3千
五円玉 8753万8千
十円玉 1億7101万3千
五十円玉 753万8千
百円玉 4億4501万3千
五百円玉 1億6701万3千
2015 一円玉 8200万4千
五円玉 1億0500万4千
十円玉 1億7101万3千
五十円玉 4700万4千
百円玉 4億1000万4千
五百円玉 1億4300万4千
2016 一円玉 57万2千
五円玉 3506万4千
十円玉 1億9806万4千
五十円玉 4606万4千
百円玉 4億6106万4千
五百円玉 2億2106万4千

自分が思っていたよりも結構まだ作っています。
特に一円や五円はここ20年で減少傾向にありますが、それでも相当数の発行されています。

未だにこんなに作られているなんて、個人的にはびっくりしました。

こんなにも電子マネーやクレジットカードが進んでいる今でも硬貨の必要があるということです。

しかも一円玉はアルミニウムでできており、近年アルミの価格が高騰しており現在一円を1枚作るのに3円かかると言われています。作れば作るほど赤字になるんですね。

一刻も早くキャッシュレスに

近年中国では急速にキャッシュレスが進んでおります。今後ビットコインなどの普及もありどんどんキャッシュレスになっていくでしょう。

特に日本が観光大国を目指すのであれば電子マネーやクレジットカードを含めたキャッシュレス化は急務です。外国人にとっても硬貨は非常に使いにくいし、最後に残っても補助硬貨である理由から両替できません。

せっかくの消費のマインドの妨げになるのは間違いありません。

電子マネーやキャッシュレスにするために思いつく必要なことは、

  • 小さい頃からの金融(お金)のリテラシー教育
  • 電子マネー、クレジットの手数料の引き下げ
  • 税制の適正化・透明化・優遇化

とかですかね。まだまだありそうですが、とにかく現金至上主義の日本をなんとかしてほしいものです。

つまり小銭入れとか持ちたくないだけなんです。